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ばれんができるまで
完成品
これに至るまでに様々な工程を経ます。
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ばれんの中身
外側の皮を剥ぐと、○○、△△、××、□□で出来上がっています。
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竹の皮
竹の皮を下から20㎝で切り、均等な厚さのものを選抜。水で湿したものを用意します。(これから先の工程でも常に湿しています。)
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甘皮を剥ぐ
カッターで軽く刃を入れて内側の甘皮を剥ぐ。
ツナ作りでの最初の難所。カッターの刃の入れ具合が難しく、剥ぐ際には途中で切れてしまうことも。
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甘皮と使う皮
上が剥がした甘皮。下がツナに使用する皮。
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竹皮を割く道具
上の道具は、お手製竹皮割き具です。作りたいツナの種類によって針の幅を変え、竹皮を割きます。
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竹皮を割く
甘皮を剥いだ内側ではなく、外側から針を刺し竹皮を割いていきます。
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選別
割き終わった竹皮は全てが均一の幅、厚みではないので均一にするため、選別をします。
これで下準備は終わりです。選ばれた竹皮はこれから編みへと入ります。
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編み台
左右と上の金具に引っ掻けて編みます。ばれんの種類によって編む長さは変わってきますが、最長で約20m編むこともあります。
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編み
4本の竹皮を縒って2本にし、継ぎ足し継ぎ足しで伸ばしていきます。この継ぎ足しが非常に難しいです。(詳しい編み方に関しては省略します。)
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編み終わり
編み終わるとこんな感じにもじゃもじゃですが、ヒゲと言われるものによって絡まりません。
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ヒゲ切り
継ぎ足し時に出来たこのヒゲと呼ばれるものを花鋏で切っていきます。この時ツナを傷つけることなく(ヒゲを残すことなく)切っていくのですが、何10mもあるツナです、ヒゲ切り作業だけでも2時間以上かかる大仕事。しかもツナを切ったらそこから編み直しなので神経を研ぎ澄ませ、ひたすらヒゲを切ります。
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ツナ2コ縒りの完成
これで、ツナの基礎となる2コ縒りが出来ました。ここから更に縒って4コにし、そこから8コ、12コ、16コと数々のばれん芯へとなります
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筒に巻く
ヒゲがなくなると一気に絡まります。絡まりをほどこうと引っ張るとツナが切れるので最新の注意を払い、ラップの筒に巻き付けます。(ツナの中心をとり左右から巻いていく。)
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ツナ4コ縒りの完成
2コから4コへの編み方は、最初より簡単です。2コの時苦労した継ぎ足しは必要ないので、そのまま2コのツナを縒っていけば4コになります。以下8コ、16コは同じプロセスです。
12コは4コのツナを作った後、3等分にして3分の1切ります。3分の2のツナを8コに縒り、最後に8コと4コを掛け合わせて完成です。